【Python】㉔モジュール(randomモジュール)
始めに
前回は、例外処理について学んでいきました。
今回は、モジュールについて学んでいきましょう。
前回の記事はこちら
モジュールとは
モジュール(module)とは、「商品」という意味を持つ言葉です。
特にプログラミングの分野では、関連した機能をひとまとめにしたプログラムのことを、モジュールと呼びます。
pythonには非常に多くのモジュールがあり、便利なモジュールの使い方を覚えれば、高機能なプログラムを簡単に作ることができます。
ちなみに、pythonのモジュールは、定義や文が入った.pyファイルです。
そのため、自分で作ったプログラムをモジュールとしてモジュールとして使うこともできます。
モジュールを使う方法
組み込み関数は特別な操作をしなくても使用することができますが、組み込み関数ではない関数を使うには、その関数の定義を含んだモジュールをインポートする必要があります。
pythonでは、プログラムに必要なモジュールの機能を取り込むことをインポートと呼びます。
モジュールをインポートするには、以下のように行います。
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import モジュール名
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また、モジュールの機能をする場合は、以下のように行います。
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モジュール名 . 関数名 ( )
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関数に引数を指定する場合は、以下のように書きます。
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モジュール名 . 関数名 ( 引数1 , 引数2 , ... )
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モジュールに別名をつけて利用することができます。
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import モジュール名 as 名前
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randomモジュール
randomモジュールは、乱数を生成する機能を提供するものです。
randomモジュールをインポートするには、以下のように行います。
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import random
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そして、randomモジュールの機能をする場合は、以下のように行います。
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random . random ( )
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random関数は、0.0以上1.0未満の乱数を返します。
例➀randomモジュール
random関数を呼び出します。
上記のように何度か繰り返すと、きちんと乱数が生成されている事が分かります。
次に、さいころのような、決められた範囲で乱数を生成します。
A以上、B以下の乱数を生成する場合、以下のように書きます。
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random . randint ( A , B )
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また、モジュール内の機能をインポートして、モジュール名を無しで使用することができます。
今回は、randomモジュールのrandint機能を使用する場合、以下のように書きます。
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from random import randint
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例②randient機能
さいころの数字のように1~6の整数を生成します。
今回は、インポートしたrandint機能に「ri」という名前をつけて使用します。
randomモジュールの便利な機能
random関数の便利な機能として、choice関数とshuffle関数があります。
random関数は、シーケンス(文字列、リスト、タプルなど)からランダムに要素を選ぶことができます。
choice関数を使用するには、以下のように使用します。
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random . choice ( シーケンス )
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例③choice関数
トランプのプログラムを作るため、A,2,3,4,5,6,7,8,9,10,J,Q,Kの文字列を含むリストを作成します。
randomモジュールのchoice関数を用いて、取り出してみましょう。
shuffle関数は、その名の通り、シーケンスが含む要素の位置をランダムに変更します。
shuffle関数は、以下のように使用します。
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random . shuffle ( シーケンス )
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例➃shuffle関数
先ほど作成したトランプのプログラムを使用し、randomモジュールのchoice関数を用いて、混ぜあわせてみましょう。
終わりに
今回はrandomモジュールについて学んでいきました。
モジュールは様々ありますが、インポートの方法や、使用の仕方は同じですので覚えておきましょう。