【Python】⑥基礎Ⅳ(関数)
この記事の内容
始めに
前回の記事では、文字列の結合とlen関数について学んでいきました。
この記事では、関数について学んでいきましょう。
前回の記事はこちら
関数とは
事前に目的に応じた機能を持つ処理を用意し、それをプログラム内で使用できるようにする仕組みです。ex)print(),len()...
既存の関数を使うこともできますし、新たに自分で新しい関数を定義し、それを使用することもできます。
新たに関数を作ることを「関数を定義する」といいます。
関数を自身で定義する方法は、次回以降に紹介することとします。
さて、関数を実行することを「関数を呼び出す」といい、呼び出された関数は、実行結果として戻り値(返り値)を呼び戻し、元に返します。
また、呼び出しの際、処理に必要な値を引数として指定することもできます。
因数を指定することを「引数を渡す」といいます。
関数の呼び出しは、
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関数名(引数)
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となり、複数を引数とする場合は、,(カンマ)で区切って使用します。
インデックス(添字)
インデックス(添字)とは、文字列の何文字目かを表す整数のことを言います。
インデックスの指定をするためには、以下のように書きます。
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文字列[インデックス]
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上記のようにインデックスを指定すると、文字列から指定した場所の文字を取り出すことができます。
例➀インデックスの指定
ここで注意したい点は、一文字目を0と数えることです。
そのため、6文字目の'h'を表示します。
例➁インデックスの指定➁
インデックスは負の数でも表すことができます。
負の数で表す場合は、文字列の最後の文字が-1、その前が-2...となります。
文字列のスライス
文字列の任意の部分を取り出す場合、以下のように表すことができます。
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文字列(開始インデックス:終了インデックス)
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例➂文字列のスライス
スライスの選択は先ほどのインデックスの指定とは異なり、文字と文字との間を数える感覚です。'H'の前を0、'H'と'a'の間を1...と数えます。
また、0は省略することもできます。
文字列のスキップ
任意の部分を取り出す関数については先ほど学びましたが、飛び飛びに取り出すこともできます。
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文字列(開始インデックス:終了インデックス:ステップ)
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例④文字列のスキップ
ステップ数は、'ステップ数-1'個をスキップしたものを出力します。
そのため、ステップ数が1の場合は0個、ステップ数が2の場合は1個をスキップしたものを出力することになります。
また、スライスと応用することもでき、任意の部分を取り出し、ステップ数-1個をスキップしたものを出力することができます。
終わりに
今回は、関数について学習していきました。
インデックスの指定では一文字目を0と数えることや、スライスの選択では文字と文字の間を数えることなど、慣れないと感覚的に難しいと思います。
わからなくなってしまったら、その都度戻り復習しましょう!