【Python】⑩制御構文Ⅲ(while文)
始めに
前回の記事では、if文について学んでいきました。
今回は条件に応じて繰り返しを行う理論演算子while文について学んでいきましょう。
前回の記事はこちら
制御構文についてはこちら
while文とは
while文は、指定した式の値がTureの場合、処理を繰り返す制御構文です。
while文は以下のように示します。
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while 式:
処理
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for文、if文と同様に、while文の内部の'処理'はインデントする必要があります。
また、if文の内部の処理は複数行に渡って書くことができ、while文の中の処理はインデントされている部分すべてとなります。
式の値がFalseの場合は、while文内の処理は実行されません。
while文の実行例は以下のようになります。
例➀while文
1~10までの数字を表示するプログラムを実行することとします。
その場合、以下のように表わすことができます。
例➁while文Ⅱ
インデント内の処理も上から順に行われます。
そのため、以下のような場合は例➀との出力とは異なります。
例➂while文Ⅲ
while文での注意点として、コードを間違えてしますと永遠ループしてしまうことがあります。
最初、驚いてしまうとは思いますが冷静に対処しましょう。
繰り返しの中断
break文は、繰り返しを中断するための構文です。
for文や、while文と組み合わせて使います。
break文が実行されると、繰り返しが終了し処理が中断、while文の外側に移行します。
break文の実行例は以下のようになります。
例➃break文
例➀を少々変え、x=5となったときに中断するプログラムを実行します。
x=5になった時点でプログラムが終了します。
そのため、ループを繰り返し、x=4を表示したその後のx=x+1でxの値が5となり、5は表示されません。
この部分が少々ややこしいところなので注意しましょう。
繰り返しの継続
continue文は繰り返しの先頭に戻って継続するための構文です。
break文と同様、for文やwhile文と組み合わせて使用します。
continue文の実行例は以下のようになります。
例➄continue文
先ほどの例➃を少々変え、x=5となったら8にワープするというプログラムを実行します。
今回も先ほど同様の理由で5は表示されません。
終わりに
今回はwhile文について学習しました。
while文の中での処理を思い浮かべるのは少々難しいかと思いますので、その都度確認していきましょう。
次回は、range関数、reversed関数について学習していきましょう!