【Python】⑪制御構文(range関数、reversed関数)
始めに
前回の記事では、while関数について学んでいきました。
今回は制御構文である、range関数、reversed関数について学んでいきましょう。
前回の記事はこちら
制御構文についてはこちら
range関数
range関数は、0~から終了値-1までの繰り返しを行います。
変数が代入される値は0からはじまり、1ずつ増加して、終了値-1で終了します。
for文とrange関数を組み合わせると、指定した範囲の繰り返しを簡単にすることができます。
range関数を使った指定した範囲の繰り返しは以下のように示します。
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for 変数 in range(終了値):
処理
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for文の内部の'処理'はインデントする必要があります。
また、for文の内部の処理は複数行に渡って書くことができ、for文の中の処理はインデントされている部分すべてとなります。
range関数を使った指定した範囲の繰り返しの実行例は以下のようになります。
例➀range関数
0~10までの数字を出力してみましょう。
range関数を使って、0~10までの数字を出力するためには終了値の値を11にする必要があります。
0以外の数字から開始することもできます。
その場合、以下のように表します。
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for 変数 in range(開始値,終了値):
処理
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例➁range関数Ⅱ
5~10までの数字を出力する場合は以下のようになります。
先ほど同様、10までの数値を表示したい場合は、終了値は11となります。
また、数値の増加を1以外にすることもできます。
その場合、以下のように表します。
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for 変数 in range(開始値,終了値,変化値):
処理
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表し方は違いますが、考え方はステップと同じです。
ステップについて触れた記事はこちら
例➂range関数Ⅲ
1~10のうち、奇数を表示します。
奇数は2n+1で表されるため、変化値としては2となります。
reversed関数
reversed関数は、リストの末尾から順に要素を取り出して変数に代入し、指定された処理を行う、という動作を繰り返す関数です。
for文とreversed関数を組み合わせることで、リストを逆順に取り出すことができます。
その場合、以下のように表すことができます。
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for 変数 reversed(リスト):
処理
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例④reversed関数
好きな動物というリストを作成し、'猫'、'犬'、'雀'の要素をあてはめます。
これを逆順に表示してみましょう!
このように逆順に表示されます。
終わりに
今回はrange関数、reversed関数について学習しました。
前回の記事では少々長いコードでしたが、range関数を使用することで短くできるなど、応用の利くものです。
次回は関数の定義について学習しましょう!