【Python】⑯集合Ⅱ
始めに
前回は集合について学んでいきました。
今回はその続きを学んでいきましょう。
前回の記事はこちら
積集合を求める演算子
積集合とは、集合が共通して含む要素を持ち、∩(キャップ)を用いて表します。
AとBの集合の共通部分をA∩Bというように表します。
python言語では、積集合は&を用いて以下のように表します。
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A&
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例➀積集合
前回作成した集合mammalと、今回新しく作成する集合で共通する要素を調べてみましょう。
集合mammalは、whale,bat,dog,dolphin,elephant,giraffeの要素を持っていました。
集合sea_fishでは、以下のような要素を挿入することとします。
・dolphin(イルカ)
・whale(クジラ)
・ray(エイ)
・shrimp(エビ)
・tuna(マグロ)
共通する集合はイルカ、クジラなので、dolphin,whaleが積集合となります。
前回の続きから始める場合、集合を作成する必要はありません。
和集合
和集合とは、AとBの集合が含むすべての要素を表し、∪(カップ)を用いてA∪Bというように表します。
python言語では、和集合は | を用いて以下のように表します。
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A | B
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例➁和集合
例➀で使用したmammalとsea_fishの和集合を求めていきましょう。
mammalとsea_fishに共通する'whale'、'dolphin'は一つのみ登録されます。
差集合と補集合
差集合は、集合Aから集合Bの要素を削除したものとなります。
python言語では、和集合は - を用いて以下のように表します。
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A - B
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例➂差集合
mammalからsea_fishにある要素を除いたものを作成する場合、以下のようにします。
今回、mammalとsea_fishに共通する、 'whale'、'dolphin'がmammalから削除されたことがわかります。
sea_fishからmammalの要素を削除したものはどうなるか、想像しながら実行してみてください。
対称差は、積集合の補集合です。
AとBのどちらか一方だけが含む要素からなる集合(対称差)を示します。
対称差は ^ を用いて以下のように表します。
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A ^ B
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例④対称差
mammalとsea_fishの対称差を求めます。
どちらか一方のみに含まれる要素のみを表すため、共通する'whale'、'dolphinが含まれていないことがわかります。
終わりに
今回は集合について学習していきました。
高校数学の復習みたいで楽しかったですね!
次回は、辞書について学んでいきましょう。