【Python】➃基本Ⅱ(数値)
この記事の内容
始めに
先の記事では、出力の方法について学んでいきました。
出力の方法についてはこちら
この記事では、 数値の利用について学んでいきたいと思います。
基本の足し算、引き算、かけ算、割り算や、ちょっと発展した複合代入演算子をこの記事を通して理解しましょう。
数値とは
文字としての''数値''と"数字(文字列)"では、計算で異なった振る舞いをします。
例えば、数値としての1+1と、数字(文字列)としての1+1を出力すると以下のようになります。
例①数値としての1+1
例➁数字(文字列)としての1+1
文字列の足し算では、文字列と文字列の連結となります。
文字列の場合、' '(シングルコーテーション)、" "(ダブルコーテーション)で囲む必要があるので注意しましょう。
演算子
演算子は以下のようなものがあります。
以下に例を載せます。
例➂乗算
少々違和感を感じるかもしれませんが、下のように()を省略することもできます。
例➃乗算
/では割り切れない場合は浮動小数点数となりますが、//では小数点以下を切り捨て整数で表わします。
例➄余り
"4÷3"をすると"1余り1"となります。
%は余りを出力する演算子なので、出力はあまりの"1"となります。
例⑥べき乗
べき乗の計算では、"2^3"となるため"8"が出力されます。
演算子の優先順位
演算子の優先順位は、基本的な計算を行うときと同じです。
()内を最初に計算する、次に**(べき乗)、次に乗除、最後に加算です。
これは、イメージがしやすいと思うので、割愛します。
複合代入演算子
最後に、少し特殊な複合代入演算子について紹介します。
例⑦複合代入演算子
順序は加算~べき乗まですべて同じなので、この例でしっかりと抑えましょう。
①a=1が代入される。
②a=a(=1)+2
③aの値を出力する。
ここで重要となるのが、②の計算です。
②では、新しいaという文字に、①で代入したa(=1)と2を足し合わせたものが代入されます。
複合代入演算子の考え方は少々特殊なので、慣れるまでは混乱もすると思いますが、とても便利なものなので是非抑えておきましょう。
終わりに
今回は数値の扱いについて学びました。
乗算や除算の表し方、複合代入演算子の処理の過程など、少々難しい部分もありますが、非常に便利なものなので是非使いこなせるようにしましょう!